2012年6月18日月曜日

近況報告

最近色々な仕事を引き受けすぎて自滅しそうな感じですが,何とか自我を保ちつつ頑張っています.

学会シーズンも近づいて来ていますが,今年の予定は,

SMBE:ポスターで参加,ダブリンでヒャッホイ.
霊長類学会:参加
遺伝学会:たぶん参加
進化学会:たぶん参加

未定が多いですが,そんなところで.

Genetics誌で連載されているJim Crow先生のメモリアルシリーズのレビューですが,ほんの少しだけ手伝わさせていただいたものがアクセプトされました.太田先生と共著になれるとは思っていなかったので大感激です.

2012年4月20日金曜日

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以前パブリッシュされたミトコンドリア論文がfaculty1000でmust readとして取り上げられました.


Naoki Osada*, Hiroshi Akashi. Mitochondrial-nuclear interactions and accelerated compensatory evolution: Evidence from the primate cytochrome c oxidase complex. Mol. Biol. Evol. (2011) [Link].


アクセスするには残念ながら購読が必要です.

2012年4月16日月曜日

Red Is Not a Proxy Signal for Female Genitalia in Humans

すごい論文を見つけました.PLoS ONEの論文です.

内容についてはノーコメントで.

しかし,研究の方向性として,ありそうもない仮説をわざわざ反証するというのはどうなんでしょうか.もちろん科学的には間違っていない手続きですが.

2012年3月30日金曜日

OBC8

岡崎で行われたOBC8に参加してきました.かなり豪華な参加者が集まり,非常にためになる研究会でした.

ゲノム研究と生態学をうまく取り入れた発表が多く,良い研究がたくさんありました.

自分でどういう研究ができるのか,またどういった研究には興味がないのかを確認するいい機会になりましたので,とても意義のある参加だったと思います.

2012年3月1日木曜日

Strict evolutionary conservation followed rapid gene loss on human and rhesus Y chromosomes

Natureの記事です.

アカゲザルのゲノム配列はずいぶん昔から大体は決まっていましたが,研究に使われた個体はメスだったので,Y染色体については解読がされていませんでした.

そこでY染色体の配列を決めたところ,ヒトとアカゲザルのY染色体上の遺伝子は比較的よく保存されていて,Y染色体ができてから起こった急速な遺伝子の脱落は止まっているようだということです.また,ヒトやチンパンジーのY染色体は巨大な反復配列があったりして複雑な構造を取っているのですが,そういったものは少ないそうです.

Y染色体から遺伝子がなくなっているのを見て,よく「そのうち男はいなくなる」といった誤解がされているようですが,別にY染色体がなくなっても性決定システムがなくなるとは限らないので,そういった心配をする必要はないかと思います.ただ,Y染色体にはsexual antagonismにより「男らしさを決める遺伝子」が残っているという説もあります.

研究者としては,アカゲザルのY染色体が読まれていないのは困ったことでしたので, 解析された配列はヒトのゲノム進化を知る良いリソースになるのではと思います.

2012年1月24日火曜日

野人

YOMIURI ONLINEより引用

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未確認大型類人猿「ビッグフット」、真剣に研究

【ワシントン=山田哲朗】北米にいるとされる未知の大型類人猿「ビッグフット」を科学的に研究しようと、米アイダホ州立大が今月、世界初の専門の電子版学術誌を開設した。

ビッグフットは、ゴリラを大きくしたような体格で二足歩行し、北米の太平洋側を中心に目撃や足跡の報告が絶えない。しかし、いたずらや見間違いも多く、科学界では長く、未確認飛行物体(UFO)や幽霊などと同様のたわごととして無視されてきた。

ただ、足跡の中には、地面をけって滑った跡、足紋が全面に残るもの、骨格の発育不全、切り傷が治ったような跡などが見つかっている。一部の研究者は、 ビッグフットは身長2メートル以上で夜行性で、約10万年前に絶滅した身長3メートルの巨大類人猿ギガントピテクスの生き残りが、当時陸続きだったベーリ ング海峡をわたって北米に分布を広げたのではないかなどと真剣に議論している。アジアの「雪男」(イエティ)などは近縁種とみられる。

サイトは「残存ヒト上科の調査」と題され、一般的な学術誌と同じく専門家が投稿を審査する。第1号の論文は、カリフォルニア州のアメリカ先住民の「毛むくじゃらの男」に関する伝承や絵について報告した。

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野人,イエティ,ビッグフットなど色々いますが,今はDNAで真贋が鑑定できるのでいいですね.最近のフロレス人やデニソワ人の例もありますから,古代の人類が生き残っている可能性は否定できませんが,本当にいるならすでにそこそこ見つかっててもおかしくない気もします.

ちなみに,件のオンラインジャーナルはフリーアクセスですので誰でも閲覧可能です.一応査読付き.

http://www.isu.edu/rhi/

2012年1月16日月曜日

メールアドレス変更

遺伝研のメールシステムがgmailに変更されるにしたがってメールアドレスも変わりました.

新しいアドレスは

nosada(あっとまーく)nig.ac.jp

となりますが,前のやつも変わらず受け取ることはできます.

2012年1月5日木曜日

訃報

1月3日に著名な遺伝学者であるJim Crow先生が亡くなられたとのことです.95歳でした.日本ではクロー&木村の遺伝学概説が教科書として有名です.

多くの弟子を育てられた方でした.僕は直接面識はありませんでしたが,ポスドク時代のボスがCrow先生のポスドクをやっていました.

ご冥福をお祈りいたします.

Genetics誌では去年からJim Crowの95歳を祝うレビューのシリーズを始めていたところでした.残念ながら途中で趣旨が変わってしまいましたが,彼の生涯を色々な角度から振り返ることができると思います.

2012年1月4日水曜日

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます.

年末はウィルス性の胃腸炎で高熱を出していました.先に実家に帰っていた家族も別口で感染したようで,家族全員が体調を壊すという残念な年末でした.

お正月にはおかげさまで元気になりました.気を取り直して今年も一年頑張っていきたいと思います.次世代シークエンスのデータがたまってきているので,ぼちぼち吐き出していきたいところです.

2011年12月28日水曜日

2011年仕事納め

最近の忙しさにかまけて更新をさぼっているうちに気が付けば今年も終わりになりました.

向こうも忙しいのは重々承知ですが,論文をサブミットしてすっきりして今年の仕事を終わろうと思っています.クリスマスシーズンは避けたので何とか許してほしいところです.

来年は,どんな年になるでしょうか.みなさんぼちぼち頑張りましょう.