2008年6月15日日曜日

似非植物学者

共同研究でハクサンハタザオ(Arabidopsis halleri gemmifera)の遺伝子解析の仕事をしているのですが,近所に咲いているというので採取してきました.割と高い所に生える種なのですが,箕面の滝にも生えています.フィールドでのサンプル採取は学生の時にフィリピンで(自称)裸族の血液をサンプリングして以来です.

ただし,花が咲いていないと素人には同定が難しいので,現在分類学の先生に写真を送って鑑定をお願いしています.全然違うものを取ってきちゃってたりして.かなり低い所に生えているので別亜種という可能性もあります.

最近は色々な生物に手を出しているので無節操と言われかねませんが,生態学的な研究のコラボレーションはこれからもどんどんやっていきたいと思っています.次世代シークエンサーは分子生態学の研究には大きなブレークスルーになるのではないでしょうか.