昨晩のTV番組でシルバーリーフモンキーが尻尾でカニを釣って食べるという紹介がありました.結局その番組ではシルバーリーフモンキーはカニを食べず,サイノモルガスモンキーというのが本当のカニを釣るサルだというところで終わっていました.
サイノモルガスモンキー(cynomolgus monkey)というのはカニクイザル(crab-eating monkey)の別名で、いつもいろいろとお世話になっているサルです.他にもしっぽが長いことからlong-tailed monkeyとも呼ばれています.何故いろんな名前があるのかはよくわかりませんが,種内の多様性が高いのでもともと別の名前がついていたのだろうと勝手に想像しています.
僕は学生の時のボスがcynomolgusに拘っていたのでそのまま使い続けていますが,アメリカの研究者なんかはcrab-eatingと呼んでいる人が多いように感じます.ヒトによって呼び方が違うのは面倒なので,最近は学名を書いて済ませてしまっています.
で,このサルは名前の通りカニを食べるらしいのですが,尻尾で釣りをするというのは流石にないだろうというのを図鑑で読んだ記憶があります.本当だったら見てみたいところですが...