先日遺伝研の五條堀研に根井先生が訪れてましたので,少し雑談をする機会をいただきました.
その時にふと話の流れで出てきたのですが,昔の遺伝学雑誌なんかを見ると日本でもクロショウジョウバエ(Drosophila virilis)を使った研究が非常に多いことに気づきます.
今ではショウジョウバエといっただけでキイロショウジョウバエ(D. melanogaster)を指すくらい,melanogasterがメジャーになっていますが,実験に使う材料にも色々と流行り廃りの時代の流れがあるのでしょうか.virilisは大きいので飼いやすいのは容易に想像できますが,僕はハエは専門ではないので,詳しいいきさつは良くわかりません.昔の系統は今も生き残っているのでしょうか.