2008年5月16日金曜日

アドホックなプログラミング

僕はプロのプログラマでは無いと自認しているので,かなり適当にプログラムを作っていきます.試行錯誤で加えたり,直したり.コメントはほとんどなし.

ちょこちょこやってたつもりでも気がつけば物凄く複雑になっていて,いろいろな関数が絡み合って自分でも何が何だかわからなくなってしまいます.最近,
しばらく中断していた研究を再開させたのですが,前書いたものを理解するのにしばらく時間がかかりました.

まさに単純なものから複雑なものが生まれてくる進化を体現しているのではないでしょうか.進化は試行錯誤によるアドホックな改善なのです.

近況その一
共著論文がアクセプト.ケモカイン遺伝子が淡水魚(ゼブラフィッシュ)で爆発的に増えているのをアノテーションしたものです.淡水魚はバクテリアに浸潤されやすいから,獲得免疫が原始的な魚類はこういった戦略を取っているのかなと予想.
Hisayuki Nomiyama, Kunio Hieshima, Naoki Osada, Yoko Kato-Unoki, Kaori Otsuka-Ono, Sumio Takegawa, Toshiaki Izawa, Yutaka Kikuchi, Sumio Tanase, Retsu Miura, Jun Kusuda, Miki Nakao, Osamu Yoshie, Akio Yoshizawa. Extensive Expansion and Diversification of the Chemokine Gene Family in Zebrafish: Identification of a Novel Chemokine Subfamily CX. BMC Genomics 9: 222 (2008) .

近況その二
再来週から一週間,台湾に出かけてきます.Arabidopsis thalianaの近縁種の遺伝解析についての共同研究です.