2007年10月17日水曜日

発表行脚終了

8月あたりから色々と歩き回って発表行脚でしたが,先週末の北大を最後に一区切りしました.12月はまた忙しくなりますが11月は比較的のんびりできます.のんびりといってもデータ集めが大変なわけですが...

発表は手を変え品を変え,普段講義などが無いポストなので人前で話すときの手の抜き加減がイマイチわかりません.おかげで発表が終わって飲みに行ったりするとクタクタです.

夏から話してきたネタはとりあえずこれで一段落かと思います.続きの部分の論文も書きたいのですが,とりあえず現状では不満なのでしばらくお蔵入りです.いわゆる一般的な分子生物学の研究というのはひとつテーマを見つけたらとことん発展させていくという形が多いと思いますが,僕の研究内容はわりと単発の論文が多いんですよね.ひとつ結論を出したらまた別のことを考えてというように,わりとフラフラとテーマが変わっていきます.本人は共通のテーマを扱っていると思っているのですが.周りから見ると節操が無く映るかもしれません.

夏ごろ書いたヒトーチンプ脳間での遺伝子発現差に関するレビューの原稿がアクセプトされました.レビューとはいえ査読があったので一安心です.マイナーな媒体ですが,英語でレビューは初めての仕事だったので気合いを入れて書きました.教科書に載っているようなことはともかく,いまだはっきりとした結論が出ていない題材は偏り無く書くのが難しいですね.今まで出ているレビュー記事は実際に実験を行ったグループのものが多かったので,第三者の立場のものとして面白いのではないでしょうか.