所属する研究所で新たに組織されたiPS・幹細胞創薬基盤研究プロジェクトというものに併任されました.少々畑違いな分野ですが,トランスクリプト解析などでお手伝いできないかと思います.
iPS細胞については世間で色々騒がれていますが,再生医療への応用にはまだまだ時間がかかるでしょう(根本的に無理だという意見もありますが).ただ,それ以外のアドホックな用途によっては使い道はあると思います.個体差を考慮した創薬のスクリーニングや疾患患者由来の細胞なんかは治療法の開発に役に立つでしょう.
ヒトの組織が分化するに従って,表現型に現れる個体差というものは大きくなると予想されます.そういうのがしっかりと見られると面白いのではないかと思っています.