2009年11月17日火曜日

研究費の見直し

先日に引き続き事業仕訳の話題です.

確かに研究費の補助金は各省庁が色々なものを立てていて重複も多く,省庁内でも複雑な仕組みになっているものがあります.これをスッキリとさせるのはいいことでしょう.


しかし,一本化するならそれに応じて年数回の応募チャンスが必要になってくるかと思います.採択率が二割ちょっとの研究費が,一年に一度しか応募できずに,それが落ちたら一年を棒に振るというのは効率が悪すぎます.


また,下の資料を見たところ,若手研究も削減の対象になりそうです.今年はすでに公募が終わってしまったのですが,どうなるのでしょうか.会議の内容を見ても,ポスドク問題の補助金と若手研究の補助金がごちゃまぜになって議論されているようです.

額が減るのは仕方なくても,採択率が悪くなるのは勘弁してほしいところです.研究者として大事な時期の一年がかかっているわけですから.

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov13kekka/3-21.pdf