2008年10月16日木曜日

名前を明かす査読者

長らくペンディングになっていた論文がそろそろ通過しそうな感じです.3人のレビュワーとも細かいコメントが少しなので,おそらく通るでしょう.最近は机の上に論文がたまる一方なので,少しずつでもはけてくれると助かります.

共著の論文と自分がメインの論文のバランスを取るのはなかなか難しいです.手伝いで論文数が増えるのはエネルギーコストの面からもうれしいですが,それも数が増えすぎると手に負いきれません.もう少しシニアになってラボのボスになってしまえば割り切れるのでしょうが,若いうちは自分が計画を立てた研究で論文を書きたいという欲望がふっきれません.

と,一人のレビュワーは,いつもそうしているとのことでわざわざ最後に自分の名前を書いてくれていました.フェアな精神が感じられます.ボロクソにけなす時も自分の名前を明かすのですから,相当な覚悟が必要でしょう.

少しかっこいいと思いました.でも真似はしません.