2009年7月21日火曜日

国際生物学オリンピック

国際生物学オリンピックがつくばで開かれ,日本から金メダルの方が出たのはめでたいことです.

しかし,こういったものを見るたびに,「生物学者として必要なものはなんだろうか」,「そもそも生物学とは何なのか」ということに悩まされます.

とりあえず日本代表になった方やメダルをもらった方は優秀だと思うので,生物学の世界に入ってくることは良いことでしょうし,多くの高校生が参加することによって生物学への関心が高まるのも良いことだと思います.

しかし,何かひっかかるのは,与えられた問題に対する答えで順位をつけることにどういった意味があるのか.むしろ高校生に素晴らしい問題を考えてもらって,偉い先生方がそれを解く方が面白いんじゃないかと.

そこらへんで悩んでいるようでは教育者としては自分はまだまだやっていけないのかもしれません.